ローソン 読書感想

ブランパンは当初は売れていなかった?誕生秘話が書かれたローソン本が面白い【KindleUnlimitedで無料で読める】

キャプション

こんにちは、のぶです!

今回は、ローソンに関して書かれた本「なぜ今ローソンがとにかく面白いのか」を紹介します。

タイトルの通りローソンに関して書かれた本ですが、その中で低糖質パンの代表、ブランパンに関しても記載されていたので紹介しようと思います。

 

スポンサーリンク

なぜ今ローソンがとにかく面白いのかとは?

基本情報

著者 上坂 徹
出版社 あさ出版
定価 1400円 + 税
発売日 2015/05/25

 

AmazonのKindle Unlimitedですと無料で読めますので、会員の方は読んでみることをオススメします。

 

目次

Chapter1 「驚きのスイーツ」はいかにして生まれたか?
Chapter2 そもそもコンセプトが違う『MACHI cafe コーヒー』
Chapter3 実は「保存料ゼロ、合成着色料ゼロ」製造工場の挑戦
Chapter4 自社出資の農場から野菜を直送「ローソンファーム」
Chapter5 「健康」に配慮された食品がなにげなく、続々と
Chapter6 「Ponta」データ分析でリアルな消費行動を読み取る
Chapter7 一点集中主義、「これぞローソン」を作りたい
Chapter8 共存共栄を目指す対等なパートナー「FCシステム」
Chapter9 「お客さまに来ていただくのではなく、お客さまに近づく」
Chapter10 ローソン誕生四〇年「一八〇日プロジェクト」
Chapter11 ローソンは、コンビニはどこに向かうのか?

 

著者について

著者の上坂さんは、フリーランスのライターで、インタビューで書き上げるブックライター作品を60冊以上も作っています。

前著である「成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?」を執筆後に、成城石井がローソンに買収された事がきっかけでローソンに興味を持ち本著が書かれたと述べています。

 

スポンサーリンク

ブランパンに関しての記載

ブランパンの誕生

ブランパンは2011年に鳥越製粉という製粉会社から、糖質の低いミックス粉が完成したので使わないかといった提案がローソンに対してあった事がきっかけで誕生した商品と書かれています。

そして、1年の商品開発期間を経て誕生したのが初代のブランパンになります。

 

発売後の反応

ところがこのブランパン、発売後はさっぱり売れなかったようです。

今のローソンのブランパンなどの低糖質シリーズの認識を考えれば信じられませんが、当時はまだまだ低糖質ダイエットなどが一般的ではなかったのかもしれません。

売れなければ売り場から消えてしまうのがコンビニ商品の常ですが、ブランパンに関しては意外な事が起きます。

ローソンの本部に、ブランパンに関して取り扱いがなくなった点を中心に非常に多くの問い合わせがあり、結果として1年間で全商品トップの問い合わせ件数となったのです。

売り上げとしては大きくないのですが、熱烈なファンがいる商品として本部は認識して、どう成長させていくか考えるきっかけとなったようです。

 

分析からわかるブランパンの潜在能力

ローソンは会員カードのPontaを使って購買情報を収集して分析をしています。

ブランパンの購買情報を確認すると、商品の観点では店舗あたり1日で1〜2個しか売れていません。

しかしながら購入者視点で分析をすると、購入者の来店頻度は高くリピート率が高い(45.3%)という事がわかりました。

当時大ヒットしたメロンパンが26.5%というリピート率なので、驚異的な高さという事がわかります。

また商品の仕入数が少なく売り切れる店が多かったため、5〜6店舗買い回る顧客がいる事もわかりました。

 

ブランパンの潜在的な能力に気がついたローソン本部は、本腰を入れてブランパンを売ることにします。

データを見せながら各店舗に仕入数を増やしてもらう依頼や、更なる味の改良に努めます。

 

ヒット商品へ

こういった地道な改善を行っていくことで、ブランパンは右肩上がりで売り上げが伸びていきます。

2013年5月の売り上げは40万個でしたが、ほぼ1年後の2014年4月には70万個にまで売り上げを伸ばします。

しかも、増加したユーザを分析すると63%がヘビーユーザという事がわかりました。

 

かくしてローソンのブランパンはニッチな商品から、ローソンの顔とも言える定番商品となったのでした。

売り上げだけを見たら、そのまま消えてしまう運命だった商品を分析、改善を行う事でヒット商品へと押し上げたローソン本部の人たちの凄さに脱帽です。

もしこれらの行動がなければ、我々がお手軽に安価で低糖質なパンを食べる事はできなかったのかもしれません。

 

まとめ

ローソンに関して書かれた本「なぜ今ローソンがとにかく面白いのか」を紹介しました。

ローソンが取り組んでいるヒット商品の様々な裏側や仕組みが説明されていて、非常に面白い本でした。

特に今やローソンの顔と言える、ブランパンの誕生秘話は興味深く読む事ができました。

普段我々が何気なく買っている商品の舞台裏を知る事ができる本ですので、一度読まれることをオススメします。

Kindle Unlimitedですと無料で読めるので館員の方はどうぞ!

 

また、ローソンの低糖質パンに関しては下記で全件レビューしていますので、参考までにどうぞ。

【2020年】ローソンの低糖質パンの全種類の実食レビュー【ロカボ、糖質制限】

 

スポンサーリンク

-ローソン, 読書感想

© 2024 nobu no blog Powered by AFFINGER5